ログインできなくなったからその2
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最近、鳥肌実が気持ち悪い&面白いと思っている宍戸です
私が春ドラマで唯一観ているドラマがあります。「わたしたちの教科書」という、菅野美穂主演の、中学生のいじめをベースにその後の裁判の行方を追うストーリーのものです。何で観始めたかというと、14歳の母で話題沸騰中の志田未来演じる中学生が、しょっぱなから自殺をしたから笑。
人気のある芸能人は、とりあえず可愛い格好をさせて、いっぱい出しとけ~というような、人気俳優&女優、いや俳優・女優の名さえも語ることのできないアイドルを寄せ集めただけの着せ替えショーとは違う感じがしたからです。
(まあ、その軽さが良いという意見ももっともなことですが。でも、私は嫌いなものは徹底的に悪口言います。聞き流して良いよ)
さておき、やっぱり期待通り「わたしたちの教科書」は、回を重ねるごとに目が離せなくなってしまいます。。社会派ドラマは下手な演技では雰囲気丸つぶれになってしまうので、俳優陣も精鋭揃いです。菅野美穂かっこいいなぁ。。話も面白く、社会の中でずるさを得ながら生き抜かざるを得ない状況に追いやられてしまった大人の葛藤が、ひしひしと感じられます。
こんなにはまったのは、松本清張作・中居主演の「砂の器」以来だな~。
あのドラマで、主人公の父は放火犯という設定になっていましたが、(その事実を隠すため、主人公は殺人を犯す。)元は、父親は癩病患者という設定なのです。やっぱり、当時ハンセン病患者による訴訟のニュースの記憶が新しかったので、癩はタブーとなり、やむを得ず「放火犯」という選択をしたのでしょう。
でも私は正直、父親は元の設定どおり癩患者と言う方が、より深くまで根付いた問題を浮き彫りにしていて良いと思います。。
・・・・いや、でも、よくよく考えてみると、ドラマで敢えて「放火犯」という設定をしたとしても、あの時期に癩について触れた「砂の器」を放送するのを選択したこと自体に、製作者側の意図があるのかもしれないですね。
ドラマをきっかけに、原作に興味を持たせ、私たち自身に 「あぁ、あれは本当はハンセン病差別に対する批判を扱ったものだったんだ。」と気づかせてくれるきっかけとなることを狙ったのかもしれない。
「わたしたちの教科書」については、いじめを問題にしたドラマは数年前にはブーム化していましたが、今は使い古されたテーマとなりつつあるのかもしれません。しかし、
「自殺者全体の32・5%に当たる1万466人が遺書を残しており、いじめや成績などの「学校問題」を理由に書いた人は、前年より28・2%多い91人で、統計の残る平成10年以来最多。昨年のいじめ自殺の続発を裏付けている。遺書だけでなく、警察の調べで「学校問題」が原因と判断された自殺者は242人で、前年を9人上回った。(2007.6月7日付け・yahoonewsより)」
とあるように、いじめによる自殺者は今も増えているのです。このドラマも、右から左へ、実体の社会動向とは別に盛り上がり、やがて風化してゆくエンターテイメント化した現代の情報流通のあり方・受け止め方に警鐘を鳴らしているのかな、と考えさせられます。
ただただセンセーショナルさと視聴率を狙って話題を一人歩きさせるのではなく、実際の社会と真摯に向き合って行くのが良い社会派ドラマなのだと思います。
久しぶりに語りました。レポートみたいでごめんね。

私が春ドラマで唯一観ているドラマがあります。「わたしたちの教科書」という、菅野美穂主演の、中学生のいじめをベースにその後の裁判の行方を追うストーリーのものです。何で観始めたかというと、14歳の母で話題沸騰中の志田未来演じる中学生が、しょっぱなから自殺をしたから笑。
人気のある芸能人は、とりあえず可愛い格好をさせて、いっぱい出しとけ~というような、人気俳優&女優、いや俳優・女優の名さえも語ることのできないアイドルを寄せ集めただけの着せ替えショーとは違う感じがしたからです。
(まあ、その軽さが良いという意見ももっともなことですが。でも、私は嫌いなものは徹底的に悪口言います。聞き流して良いよ)
さておき、やっぱり期待通り「わたしたちの教科書」は、回を重ねるごとに目が離せなくなってしまいます。。社会派ドラマは下手な演技では雰囲気丸つぶれになってしまうので、俳優陣も精鋭揃いです。菅野美穂かっこいいなぁ。。話も面白く、社会の中でずるさを得ながら生き抜かざるを得ない状況に追いやられてしまった大人の葛藤が、ひしひしと感じられます。
こんなにはまったのは、松本清張作・中居主演の「砂の器」以来だな~。
あのドラマで、主人公の父は放火犯という設定になっていましたが、(その事実を隠すため、主人公は殺人を犯す。)元は、父親は癩病患者という設定なのです。やっぱり、当時ハンセン病患者による訴訟のニュースの記憶が新しかったので、癩はタブーとなり、やむを得ず「放火犯」という選択をしたのでしょう。
でも私は正直、父親は元の設定どおり癩患者と言う方が、より深くまで根付いた問題を浮き彫りにしていて良いと思います。。
・・・・いや、でも、よくよく考えてみると、ドラマで敢えて「放火犯」という設定をしたとしても、あの時期に癩について触れた「砂の器」を放送するのを選択したこと自体に、製作者側の意図があるのかもしれないですね。
ドラマをきっかけに、原作に興味を持たせ、私たち自身に 「あぁ、あれは本当はハンセン病差別に対する批判を扱ったものだったんだ。」と気づかせてくれるきっかけとなることを狙ったのかもしれない。
「わたしたちの教科書」については、いじめを問題にしたドラマは数年前にはブーム化していましたが、今は使い古されたテーマとなりつつあるのかもしれません。しかし、
「自殺者全体の32・5%に当たる1万466人が遺書を残しており、いじめや成績などの「学校問題」を理由に書いた人は、前年より28・2%多い91人で、統計の残る平成10年以来最多。昨年のいじめ自殺の続発を裏付けている。遺書だけでなく、警察の調べで「学校問題」が原因と判断された自殺者は242人で、前年を9人上回った。(2007.6月7日付け・yahoonewsより)」
とあるように、いじめによる自殺者は今も増えているのです。このドラマも、右から左へ、実体の社会動向とは別に盛り上がり、やがて風化してゆくエンターテイメント化した現代の情報流通のあり方・受け止め方に警鐘を鳴らしているのかな、と考えさせられます。
ただただセンセーショナルさと視聴率を狙って話題を一人歩きさせるのではなく、実際の社会と真摯に向き合って行くのが良い社会派ドラマなのだと思います。
久しぶりに語りました。レポートみたいでごめんね。
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