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今夏目漱石の「それから」という本を読んでいるんですが、主人公は三十歳になっても定職に付かず結婚もせず、毎日ぶらぶらしながら親のお金で生きている、っていう設定。。
主人公大助、彼が今の世に生きていたら、ニートの範疇に入ること間違いなし。私の印象では、親が社長なので「放蕩息子」っていう言葉のほうが合っているのですが・・・、、
それでも、「ニート」・・・学校にも行かず職業訓練もせず、定義的にはバッチグーです。
「定職を持たずぶらぶらしている書生」から「ニート」、こうやって、次々と新しい「言葉」と「枠決め」は行われていくのですね~。
何が言いたいかと言いますと、先週サイトで「あなたの干物女度」というのをやっていて、
①何も用事がない日は、大抵パジャマだ。
②面倒くさいときは、足でテレビのチャンネルを付ける。
とか、色々チェックしていったら、私の場合結構な割合で「干物女」に当てはまりました。別にドラマは全然興味もないし観なかったので、主人公の女がどんな奴かはわかりませんが、もしあの「干物女」って言う言葉がメジャーになったら、すごく嫌だなと思います。
今までは、私は「適当な人」「ぐうたらな人」「世間と隔たりを持ちたいけれど、それにも徹しきれない優柔不断な人」とか、曲がりなりにも色々な表現ができていたのに、知らないうちに「ニート」みたいに「干物女」の一言で片付けられるようになっていたら、固定のイメージで私が終わってしまった感じがして、腑に落ちないです。
だいたい、干物って表現どこからきたの。ミイラ?鯵?どっちにしても、枯れてるってことか。
もう秋がやってきますね、私は秋が大好きです。全て葉っぱが枯れ落ちる中で、生まれる愛情の温かいこと。
あと、芋のおいしいこと。